32歳になっても幼児の知能しか無いチャーリーが
大学の研究の実験台になり手術によって天才になるのだが…。
劇的に変わる知能に比例して
変わっていく人格や環境が鋭く描かれている。
とにかく一生に一度出会えるか出会えないかという傑作です。
読者は主人公になりきってしまい、
ラストはチャーリーの様々な思い出を
鮮明に音の無い「映像」として読者自身が蘇らせてしまう、
その思い出と現状とのギャップ。
どうにもできないその切なさに、貴方は押し潰されてしまうだろう。
有限の文字の中で、チャーリーの無限の思い出を作り、
それを使い読者の感情を巧みに操る。
この本は現代に残された唯一の魔法です!!
2005年11月4日 N.S
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ダニエル・キイス
『アルジャーノンに
花束を』
ハヤカワ文庫
798円 |